平成２８年度から本園の園長として勤務しています。
小高い丘に、桜をはじめとする樹々に囲まれた木造の園舎。それが螢ヶ丘幼稚園です。この自然環境を生かし、子どもたちに思う存分自然や友達と仲良くできる活動をさせてあげたいと思っています。

本園は少人数という特性を生かし、金曜日を縦割り保育の日としています。目的はかかわり合って思いやりや信頼感を育てていくことです。年上の子どもたちは下の子どもたちのお手本になるよう頑張っていますし、年下の子も上の子どもたちに近づきたいと頑張っています。
また、少人数ですので一人一人の子どもを職員が複数の目で見守り、保育をしているのも本園の特徴の一つです。

子どもは新しいことを体験したり、発見したりすると目をキラキラさせて懸命にその思いを伝えようとします。私は小学校の教員時代が長かったのですが、常々自分の言葉で話し、考えることの土台は幼児時代から養ってこなければならないことだと感じていました。
本園でも子どもたちが自分の言葉で体感したことを表現できるよう先生方は共感したり、問いかけたりしています。また、子ども同士のやり取りの中で生じるトラブルなどは、じっくり話を聞き、子ども自身で考えることができるような指導を心がけています。子どもの意欲を掻き立て、豊かな発想を引き出せるような環境を整え、日々保育をしていくようにしています。

今年度も週１回の体操教室やサッカー、スキー、スケート教室、水遊びなど四季を通じて様々な体験で充実感や自信をもち、で感性を育むようにしています。
さらに、サイエンストレーニングで日本語の美しさや優しさを感じ、考えて話す力や落ち着いて取り組む態度を養っています。

子どもたちと過ごす毎日は一日として同じことはありません。できなかったことができるようになった、こんなに話すことができるようになった、小さい子の面倒を見てあげているなど、本当に新鮮で、わくわくします。一人一人の子どもたちが、これからどのように成長していくのか心から楽しみです。

日々の保育の様子はいつでもだれでも参観できます。未就園児教室も開催していますので、お気軽に足をお運びくださればと思います。未就園児教室でも、月１回体操教室が体験できます。